よりよい労働相談のためにContents

はじめにこれは労働相談の準備のための相談です

労働相談が必要な方へ特に、どこかで失敗した方へ

「会社つぶしたい場合はどうすればいいですかぁ?」

このコンテンツ作成のきっかけになった、当事務所へのお尋ねです。
これを労働相談とはいわないでしょう。
筆者もこの匿名での質問には、回答する気になれませんでした。

給料未払いや不当解雇など、雇い主との争いについて法律相談をしたい。
役所や士業の事務所に労働相談に行ったが、なぜか上手くいかなかった。

でも、どうしたらいいかわからない。

『よりよい労働相談のために』は、そんな人のためのコンテンツです。

いい労働相談先がないように思えたらそれには理由があります

実は労働相談を受け付けている役所や士業の事務所にはそれぞれ思惑や個性・あるいは限界があります。それらを知って相談に行ってもらわないと的外れな回答しか得られません。当事務所の労働相談には、他の事務所や役所での労働相談への不満の声がつねに寄せられています。

むしろ、労働相談のまえにその準備のための相談が必要なのではないかとさえ、最近では考えるようになりました。

実は、この国には常に効果がある労働相談(または、労働紛争を解決するための法律相談)を提供できる相談機関がないようなのです。
筆者の事務所の対処能力にも限界がありますし、13年間労働相談に携わってきた筆者から見ても、お客さまを安心して転送できる相談機関・事務所は見つけることができません。

相談を希望する労働者側にも大きな問題があります。

労働者側にも、労働相談の準備が必要です30分の相談なら、なおさら重要です

冒頭の質問が来たときには、2秒でそのメールをゴミ箱に送りました。
これで答えが返ってくると思っている人の気がしれません。

ここまでひどくなくても、常識を欠く問いかけ・準備不足過ぎる相談・考え方に共感できない相談者は常にあり、そうした方との労働相談はたいてい、あまり効果を挙げません。
相談中にこうした問題点をはっきり指摘すれば、幸か不幸かその方はもう当事務所には来られません(笑)

筆者からすると、労働相談に限らず法律相談が効果を上げるには、

  • 相談を担当する側の能力や態度が適切で
  • 相談を依頼する側の準備や態度が適切で
  • 相談することがらが、相談担当者が対応できる範囲に収まっている

これらが必要だと感じています。しかし、労働相談の利用者は相談担当者のことを問題にするばかりで、ご自分の側に問題があることはあまり認めたくないようなのです。
依頼人も担当者も人間ですので、相談にあたっては相性も重要です。仮に運良くその分野での経験が長い人や能力のある人に出会えても、「なんとなく話がしにくい」ために十分に情報が伝えられないことは失敗の可能性を高めます。

ここからの説明では、労働相談を受け付ける側の実情や、相談担当者である筆者からみた労働者側の問題点など双方が表立っては口にしたくないこともお話しします。

そうした問題への対策も含めて、労働者側からの労働相談や労働紛争に関する法律相談の準備についてお話ししましょう。

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Last Updated : 2016-09-29  Copyright © 2014 Shintaro Suzuki Scrivener of Law. All Rights Reserved.