ひとりで できるもん!?債権差押命令申立 Contents

はじめに

このコンテンツでは、ふつうのひとが『すでに持っている債務名義を用いて、郵送で債権差押命令の申し立てを行い、終了させること』ができるようにするための各書類の作り方を説明します。

残念ながら、このコンテンツは誰かに請求できる債権を確実に回収する方法を説明するものではありません。これから説明する債権差押命令(または、少額訴訟債権執行)の申し立ては、合法非合法ふくめて世にたくさんある債権回収の方法の一つにすぎず、この手続き自体特に優れているわけでも確実性があるわけでもない、ということをあらかじめ知っておいていただきたいと思います。

それでも、手段の一つと割り切って適切に申し立てができたなら、このコンテンツをお読みの方々が債権者として持っている権利=貸したお金や未払いの給料、売掛金や養育費の回収実現に役立つことがあります。
あまり期待せずにこのコンテンツを読んでみて、自分でできそうならやってみるという選択ができるようになったら、それは何もできないよりきっといいはずです。

もちろん、筆者(司法書士)に申立書類の作成をご依頼いただくのも大変ありがたいことだと思っています。

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参考文献

誰でも債権差押命令申立書・少額訴訟債権執行申立書を作ることができ、郵送で申請を開始・完結できるようにするのが本コンテンツの目的です。この目的のために市中の図書館で入手できそうな債権回収・強制執行関連の参考文献を挙げておきます。手続きや制度の概要をより深く知りたい、またはもっと他の書式をみたい、というときに探してみるとよいでしょう。

書式 債権・その他財産権・動産等執行の実務

市立(大規模館)〜県立図書館に所蔵があることが多いです。請求債権目録や差押債権目録の見本が多数掲載されています。
逆に、こうした本に書式がない非定型的な申し立てでは、受理してもらうのに手間取るかもしれません。
その可能性をチェックしておく、という本でもあります。

入門図解 強制執行のしくみと手続き
わかりやすい強制執行の仕方と活用法

双方とも弁護士の執筆による一般向け解説本です。
図書館でもよくみかけます。強制執行の手続きを概観したいときに。

債権回収のことならこの1冊

債権回収のための、法的手続き全般の解説。
まだ債務名義を取得していない方向けです。

参考文献は図書館で

これらは図書館に所蔵があることを期待しやすいという点で選んだもので、購入を推奨するわけではありません。リンク先で書誌情報を把握して、お近くの図書館で検索をかけてみてください。

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Last Updated :2018-06-23  Copyright © 2013 Shintaro Suzuki Scrivener of Law. All Rights Reserved.